学ポタを知ろう、育てよう。

学業活動のなかで、
自分でも気づかない「社会で役立つ力」が育っている。

それが、学業で伸ばせるポータブルスキル=学ポタです。
DSSは、学生の学びに宿る力を見つけて、社会に伝える活動をしています。

学ポタを知ろう、育てよう。

学ポタとは?

学業活動では、知識や専門スキル以外にも、
多くの力が伸びていきます。

たとえば、
レポート提出のために計画を立てる力。
グループワークで意見をまとめる力。
苦手な分野にあえて挑戦する力——。

これらはすべて、
社会でも役立つ“ポータブルスキル”です。
その中でも、学業活動の中で自然と育つ力を、
私たちは「学ポタ(学業で伸ばせるポータブルスキル)」と呼んでいます。

学ポタには、明確な数や枠組みはありません。

人によって、育つ力も、表れ方も異なります。
たとえば、こんな力が学ポタとして現れます。

これらは一例にすぎません。
学業活動の中には、まだ言語化されていない力がたくさん眠っています。

そして実は、
多くの企業が就職選考で見ているのは、
まさにこのような力です。

面接で聞かれる「どんな行動をしたか」
「困難をどう乗り越えたか」といった問いは、
学生がどんなポータブルスキルを学びの中で身につけてきたかを見極めようとするものです。

つまり、学ポタを意識して育てることは、
社会に出てからの力を高めることと直結します

今、授業に取り組んでいるその時間が、
未来のあなたをつくっているのです

学生

学生

学生

学生

なぜ今、
学ポタが注目されているのか?

学ポタを高める学び方(大学1年生向け)

学ポタは、ちょっとした「意図」で、
ぐんと伸びていきます。

授業に出る、課題を出す、試験勉強をする。
それだけでも立派な学びですが、

「どんな目的で学んでいるのか」
「どんな力を伸ばしたいのか」と
“意図”を持つことで、
あなたの学びは大きく変わっていきます。

学業のが、
学ポタを育てるチャンスです。

たとえば

履修登録のとき
→「楽そう」ではなく、「成長できそう」な授業を選んでみる。
授業に出るとき
→「ノートをとる」だけでなく、「理解して質問できるか」に意識を向けてみる。
課題に取り組むとき
→出せればいい」ではなく、「どこまで自分の言葉で考えられるか」に挑戦する。
グループワークのとき
→ただ参加するのではなく、「どうすれば意見をまとめられるか」を考える。
テスト勉強のとき
→「一夜漬け」ではなく、「どう計画的に準備するか」を意識する。
結果が返ってきたとき
→成績だけでなく、「どこで伸びたか・何が足りなかったか」を振り返ってみる。

どんな場面でも、学ポタは育ちます。

しかも、がんばった事実は履修履歴にも残り、将来、あなたの力を説明する材料にもなります。

就活の場面で話される
学ポタのレベル例をまとめています。

学ポタのレベル例を見る

履修データセンターが運営している
就活生向けサイト

大学・教職員の皆さまへ

大学は、専門知識やスキルを伸ばす場。

それは、これまでも、これからも変わらない
大学教育の大切な使命です。
一方で、私たちは、
大学の学業活動にはそれだけではなく、
“社会で生きる力”=ポータブルスキルが
育つ土壌もある
と考えています。

これまで就職活動においては、
こうした学業を通じて育まれる力には、
あまり光が当たってきませんでした。

企業も、「学業の何を見ればよいか」が分からず、
学生も「学業ではアピールできない」と感じてしまっていたのが現状です。

私たちDSSは、そこに「学ポタ(学業で伸ばせるポータブルスキル)」という視点を提示し、
学びの過程そのものを、
社会に評価される資質として捉える文化
を広げようとしています。

学生が自ら意図をもって
授業や課題、試験に取り組むことによって、
その行動の中から、継続力・計画力・柔軟性など、社会でも求められる力が育ち、
企業からも「この学生は、こういう力を学業で身につけたのだ」と評価されるようになる──。

そのような社会と大学教育の新しい接続点を、
私たちはつくっていきたいと考えています。

学ポタは、キャリア教育や低学年教育の中でも活用できる概念です。

学生の行動を肯定し、成長を言語化し、未来へつなげる支援として、
ぜひ、教育や学生支援の現場でお役立てください。

NPO法人DSSの取り組み

DSS(大学教育と就職活動のねじれを直し、大学生の就業力を向上させる会)は、学生の学びが正当に評価される社会を目指すNPOです。

DSSは、学びの中にある“見えにくい力”を、社会に届けていきます。

就活生

DSS概要

法人名
大学教育と就職活動のねじれを直し、
大学生の就業力を向上させる会(略称 DSS)
設立目的
  • ・日本の大学生の就学意欲の向上を通した就業力の向上
  • ・そのために、企業の採用時において大学時等の履修履歴が積極的に活用され、就業力向上につながる大学の講義内容の充実、および評価の厳正化が促進されるような社会の流れの創生
活動内容
  • ・企業等の採用選考における履修履歴活用の促進
  • ・学ポタの概念の普及
役員
  • 代表:辻 太一朗(株式会社履修データセンター代表取締役)
  • 理事:曽和 利光(株式会社人材研究所代表取締役社長)
  • 理事:中川 健児
設立日
2011年7月6日
所在地
〒108-0071
東京都港区白金台2-10-2 白金台ビル4F
連絡先
Tel : 03-6272-6095
Fax : 03-6272-3102
Mail :info@npo-dss.com